ペケーニョ日記

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空想の建築を観に、町田まで。

初夏の風がちょっと強めな今日、町田市立国際版画美術館へ。

初めて降りた町田の界隈は、以前よく見ていた「まほろ駅前多田便利軒」の

ロケ地でもあって、映画+ドラマで見た場所が。

何だか目につくお店が焼き肉屋さんやステーキ、ハンバーグ店など

肉!な感じの街である。んふ。

友人達と定食やさんに入って腹ごしらえした後に美術館へブラリ。

少し歩くと緑がたくさんの「芹が谷公園」内に。

広い公園で、気持ちがよい。樹々もワサワサしてていいなあ。

そのまま美術館につながっています。


大好きな野又穫さんの展示もある「空想の建築ーピラネージから野又穫へ」を

見に来たのです。

http://hanga-museum.jp/exhibition/index/2013-181


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入口で虫眼鏡も貸し出ししてる所から察するに、相当に細かい描写有りだな・・・

と思ったら想像以上に細かい版画の数々。

100年200年前の版画の技術に脱帽です。

技術だけでなく、その創造性や正確さ、奥行きにも。

アクアチントだけであんな絵が創れるのね。もうビックリ。

美しい想像上の街を描く作家もいれば、崩壊しつつある街を描く作家も。

影の部分を描くのに銅版画は合っているのかもしれないなあ。


野又さんの部屋に入ると、急に開放的な気分になる。

絵の前に立つと感じる風。10年以上前に初めて展覧会で観た時の感動を思い出す。

少し昔の作品から最新作(未完)までまとめて観られるなんて嬉しい。

最新作には初めて生物が!犬である。

渋谷の交差点を彷彿とさせる不思議な風景の中に何匹も発見。

もしかして・・・ハチ公?

崩壊途中のような寂しい感じの街なのに、何故か希望を感じました。


野又氏のドローイング展も開催中だった。震災直前から

連載していた新聞のコラムの挿絵。

震災後はやはり何も描く気が起きなかったらしい。

建築を愛し、たくさん描いてきた彼にとっても震災によって

崩壊した街を見たショックは大きかったはず。

未完の風景が加筆されて完成したら、また見に行きたい。

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美術館を出ると広場になっていて、大きなステンレス製のモニュメントが

ゆっくり回っている。何だか野又さんの世界と繋がっているような感じです。

上から噴水のように水が落ちてきて、今日の陽気には涼しくていい。

男子学生が全身ビッショリになって遊んでいた。


喉が渇いたので、駅前のビルの2階にあるカフェバー「トロワ リヴィエール」へ。

ジャズがかかっている静かで隠れ家のような雰囲気のお店でした。

ミントアップルサイダーを頂く。爽やかなミント、ライムも効いてる。

とても美味しかったです。もうすぐ夏なんだなあ。

初めて降りた町田。賑やかな庶民的な動の部分と、文化的な公園や美術館の静の部分が

もや~んと別れてて、面白かったでっす。






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by e-nakai | 2013-05-15 22:56 | 日記

背がペケーニョ(小さい)な   銅版画家・イラストレーター    etsukoの日記です。


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